１０／２３

朝起きてテレビをつけるとポケモンをやっていた。

日本ではポケモンを見たことはなかったが、英語
のポケモンがなんか新鮮だったので見入ってしまった。

そのあと、パワーレンジャーや謎のアニメとたてつづけにやっていた。

どうやらこのチャンネルは有名なＦＯＸのアニメチャンネルのようだ。

途中でプレステのコマーシャルもやっていた。

作りはもちろんアメリカのコマーシャルという感じだったが、最後の「プレイステーション」て言うナレーションは日本と一緒だった。

さて今日はどこ行こう？

ゴールデンゲートブリッジも、フィッシャーマンズワーフも昨日行ったし、これといって行くところが思い浮かばない。
　

とりあえず昨日買った絵を国際郵便で実家に送ろうと思い、郵便局を探すことにしました。　

でもその前に腹ごしらえ。
　　
歩いて５分ほどのところにウェンディーというハンバーガーショップがあったので、ここに入ってみることにした。
　　
すると、ここはマックに負けず劣らずに安い。

ハンバーガーにコーラ、ポテトで＄３だったかな？
さらに、チキンナゲットが５個入ってなんとたったの＄１だったのでこれも注文した。
　　

それをカウンターで食べていると、一人の男が近寄ってきた。
　　
　　　　　　　「お金恵んでくれ〜」
　　
というような事を口走ったようだ。
　　
そして、小銭の入ったカップをジャラジャラさせて目で訴えてくる。

　　　　　　　なんなんだ〜？？？

今までも街を歩いていてカップをジャラジャラさせながら　寄ってきた人は何人もいるが、　　　　　　ここは店の中だぞ〜。

なんでこんなやつに店内をうろつかせているんだ？？？
　　

とにかく食べているのを至近距離から見られているのは耐えられないので、
　　
　「わーったわーった、でもオレは貧乏旅行で金持ってないから２５セントだけだよ」
　　
と言って２５セント渡した。
すると彼はお礼を言いながらも、モア、モアと言ってくる。

モア、モアじゃねーっ！！！　さっさとうせろーっ！！！

こいつ、このまままた金あげても永遠にモアモア言い続けるんだろうな、きっと。

そこで、今度はちょっときつく、
　　
　　　”Ｎｏ！　Ｉ　ｈａｖｅ　ｎｏ　ｍｏｎｅｙ！！！”（るせ〜っ！金ね〜っつってんだろがよ！！！ボケがっ！！！）
　　
と言いながらちょっと睨んでみた。
すると、彼はようやくすごすごと引き下がってくれた。

ふ〜、まったくなんなんだよ〜。
しかし、彼はまた別の客に同じように金をせびっていた（笑）

そしてお金が貯まったらしく、彼はハンバーガーを買っていた。

ハンバーガーが売れるから店の人は注意しないのか？？？
そのへんは結局謎だが日本では考えられないな〜、まあこれも一つのアメリカ体験という事になるんでしょう。
　　

さて、腹もいっぱいになってとりあえず郵便局を探す。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　でもその前にお金をおろすためにＡＴＭを探した。

今回はシティバンクの海外でもお金を引き出せるカードを持ってきている。　　　　　　　　　　　　　　　　　このカードはアメリカにあるかなりのＡＴＭで使えるという便利なカードである。

さっそくＡＴＭが見つかったのでやってみた・・・が、なにやら手数料がかかるようだ。

以前トラベラーズチェックの両替でひどいめにあったので、この手の手数料にはちょっと敏感に　　　　なっているのである。
　　
なので引き出すのはやめて素直に郵便局へと向かう事にした。

途中、日本料理店を見つけた。
メニューを見るとかつ丼が＄６ほどである。
久しぶりにかつ丼が食べたくなったが、さっきハンバーガー食べたばかりなので、昼飯として　　　　　あとで寄ることにした。
　　
そして１０分ほど歩いて郵便局到着。
国際郵便を出すのは初めてなので、局の人にいろいろ聞きながらなんとか出す事ができた。

さて、次はどうしようか？

やっぱ昨日歩きすぎたせいで、足が痛い。
とりあえず郵便局からアムトラックのチケットオフィスが近かったので、そこまで行くことにした。
　　
そして歩くこと１０分ほどでチケットオフィスのあるフェリービルに到着。
ここはアムトラックも入っているが、基本的にはフェリーの業務を行っているようで、この名がついています。

ビルの裏手にまわってみると、目に前に巨大な橋が現れた。

そう、この橋はバスからサンフランシスコの夜景を見た時に渡ってきた橋で、これは相当でかい。

名前はベイブリッジというが横浜にあるベイブリッジの２〜３倍の長さがあるでしょう。

色も白く塗られていて、ゴールデンゲートブリッジよりこっちの方がきれいだ。
思わず持っていたカメラで写真を取ってしまった。
　　
さて、ここの港から出ている船は２つあって、どちらも聞いたことない地名。

どちらも往復＄１０ほどだが、ちょっと＄１０もかけるのはもったいないかな〜。
でもせっかくサンフランシスコ来たんだから乗ってみるのもいいかもな〜、と
思い、結局乗ってみる事にした。

今回の行き先はサウサリートにした。
ここはサンフランシスコ湾を渡った対岸の町で、日本で言うと軽井沢の海版といった感じらしい。
船で２０〜３０分といったところだ。
　　
さっそく船に乗り込んでみる。
ちょっとした湖の遊覧船といった大きさだが、すでに乗客でいっぱいだ。
手軽な観光ということで人気があるのだろう。

沖に出ると太陽の光が海に照り返されて眩しい。
遠くにはゴールデンゲートブリッジも見える。

そしてサウサリートの町が近づいてきた。
海から見ると、海岸線に小さなかわいい店が並び建っているのがわかる。

ちょっとしたリゾート地といった感じだ。
　　

そしてサウサリートに到着。

さっそく町を歩いてみると、なにやら人が行列している店を発見！　見るとそこは・・・・ハンバーガーの店だった。

しか〜し、ここはただのハンバーガーショップではなかった。
本格的な手作りハンバーガーの店なのだ。
しかも、通りに面したウインドウでハンバーグを焼いている。

その焼き方といったら・・・・直径１メートルくらいの巨大なまるい鉄板？（と
いうか、焼き肉屋にあるような下から火であぶれるすき間のあるやつ）の上にハンバーグをいっぱいのせ、その鉄板を回転させながら焼いている。

しかも時々そのハンバーグが燃え上がりながら焼けていくという、見応えも十分の
ハンバーガーショプだったのだ。

　　　　　　　　　こっこれはうまそう〜！！！

あまりにもうまそうなので、私ももちろん並ぶことにしました。

さっそく外のベンチに座って食べてみると・・・
くーーー、やはりうまい！

マックあたりじゃ比べものにならん（当たり前か）
さすがに高いだけのことはある（ひとつ＄５）
炭焼きのような香ばしさもあってグッド！

さて、食べ終わって今度は通りを歩いてみる。

お土産屋なんかもいっぱいあって、日本の観光地と変わりなかった。

しかもおみやげ屋にはなぜか日本のおもちゃがいろいろ売られていた。

ポケモンはもちろん、セーラームーンやドラゴンボールのフィギュアなど、それからなぜかシゲキックスなど　　の日本のお菓子も売られていた。

日本人観光客が買っていくのだろうか？
ここでもちょこちょこと日本人観光客を見たし。

さて、一通り歩いて、適当に店をまわると早くも帰りの船の時間になった。
再びサンフランシスコが近づいてきます。

時間は夕方５時近くになっている。
それほど腹は減っていないがカツ丼食べるために朝見た日本料理屋に向かう事にしました。

歩いて１０分、店の前に到着！しかし、なんと店はすでに閉まっていた。
どうやらこのあたりはオフィス街なので、土日は早く閉まるようだ、残念。

でも、すでにカツ丼食べたい病にとりつかれていた私は、とにかく他の日本料理屋を探す　　　　　ことにした。

初日に泊まったユースの近くに日本料理屋が何軒かあったのを思いだし、そちらへ向かう。

すると日本料理屋発見！
カツ丼も＄７である。
＄７はちょっと高いな〜、でもすでにカツ丼食べたい病だからな〜、やむをえないか。
　　
　　　　　　　　　「いらっしゃいませ〜」
　　
なかなかかわいい２０代前半と思われる女の子がお茶を持ってきてくれた。
しかし、
　　
　　　　　　　　　「カツ丼ひとつ下さい」
　　
という私の注文に対して
　　
　「すいません、それは昼だけのメニューなんです」
　　
うそ〜！？せっかくカツ丼食べたくてきたのに。
　　
しかしその子は
　　
　「かつ定食ならありますよ、＄９．５ですが」
　　
と言ってきた。
なに〜、＄９．５は出せん。

あきらめて店を出る事にした。

それにしてもこの店も日本料理屋でしかも今の女の子も顔は日本人だが、日本語
はかなり苦手のようだ。

アメリカでも日本料理屋なら問題なく日本語が通じそうな気がするが、
実際はそうでもないんだな〜と改めて思った。
　
　　
結局今回はカツ丼はあきらめる事に。

途中ホテルへ戻る道でおばちゃんに道を聞かれる。
こっちに来てから道を聞くことはあっても聞かれたことはなかったのでなんか新鮮だった。
　　
ホテルへ戻る前に昨日の”東方飯屋”で晩ごはんです。　今回は具のトッピングを失敗してしまってマズかった。

ごはんもいまいちだし。
タイ米が少し混ざっているのか、ちょっとパサパサしていた。
きらら３９７あたりを使ってほしいところ。

　　
そんなこんなで足が痛いにもかかわらず今日もかなりの距離を歩いてしまった。

ホテルに帰ると映りの悪い日本チャンネル？でＮＨＫの７時のニュースをやっていた。　　　　　　　　　　明日から日本シリーズ第一戦だそうだ。
日本の情報を聞いたのはほんとに久しぶり。
　　
そんなわけで寝た。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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