10/21

        

さて、車中二泊目が明けました。
 
周囲はだだっ広い荒野という感じで、とくに見るべきもの
はありません。
適当に朝食を済ませ、ゆっくりしていました。

そして、しばらく走るとだんだん風景が街の郊外になっていき、そしてなんかギラギラした看板が目立つようになってきました。 
見ると、カジノやらホテルやらが立ち 並び、けっこう大きい街のようです。

そして、駅に停車。
どうやらこの街はレノというらしい。

今までレノという街があることすら知らなかったのですが、本によるとかなり大きなカジノの街らしい  (もちろんラスベガスには劣るが)
 
久々に都会を見たという感じでした。
 
しかも、このレノからけっこうお客が乗ってきた。
午前中に出て、夕方サンフランシスコに着くという事で、けっこう利用しやすい
のだろう。 

そして、またしばらく走ると、今度はサクラメントに到着。                              こないだ来日したNBAのサクラメントキングスのホームタウンだ。
 
停車時間が10分ほどあるようなので、降りてみた。
すると、
あ、あったかい!
昨日降りたデンバーやシカゴとはまるで違う。 
おそらく気温は20度以上あった事でしょう。

それまで厚着をしていたのですが、一気に場違いな感じになってしまった。                  でも、車内は相変わらず冷房が効いているので、それほど暑くはない。


で、降りた時、例のカーアテンダント君がいたので、記念に彼の写真でも撮ろうかと思い、カメラを持って彼に近づいていった。        
そして「写真撮らして」って言おうとしたら、彼がカメラに気づいて、逆に「写真撮ってあげます」と言ってきた。

いや〜、そんなつもりじゃなかったんだけどな〜、と思いつつも、まず自分の写真を撮ってもらう事にした。

 

そしてそのあと、彼に写真撮らして、って言うと、快くO
Kしてくれた。
しかし、カメラを見てみると・・・・なんとフィルム切れ
になっていた・・・・ショック。 
しかたなくその場は諦めました。
    
さて、サクラメントも後にすると、今度は海沿いを走ります。
前方に古びた港町という風情の町がせまってくるとまもなくマルチネスに到着。 
この町も初めて聞いた名だが、そこそこ大きい町のようだ。

アメリカ海軍の軍艦も停留している。
だが、全体的にはさびれている感じ。
工場も立ち並んでいるが、どれも古く、かなりでかい橋が
海をまたいで架かっているが、
これもボロボロ
 
だが、マルチネスを発車してからしばらくは海の横を走るので、景色はよい。
折しも夕日が傾きかけていて、それがいっそう拍車をかけている。
  

だが、私はここで心配になってきた。
この時点ですでに1時間遅れている。
宿は予約してないので、サンフランシスコに着いたら、また宿探しをしなくて
はならない。  
 
本当なら、もう間もなく着く時間なんだけど・・・・と、気をもみつつも列車は走り、そしてようやく、ようやく終着のエメリビル駅へ    到着しました。 
いや〜、ほんと長旅だった。 

そして、降りる時に、アテンダント君に言って、新しいカメラで写真撮らせても
らいました。                   彼は、他のお客さんにもとても親切で、素晴らしい人でした。
これからもがんばってほしいものです。
 

楽しい旅をありがと〜♪


さて、このエメリビル駅は、サンフランシスコの隣のオークランド市にあります。                      サンフランシスコにはここから連絡バスで30分ほど。  バスの運転手にチケットを見せて、乗り込みました。
 
日はほぼ暮れかかっています。
早く発車してくれ〜、という私の願いをよそに、なんか、いろいろと説明を始めました。               もちろん全然わからなかったけど(笑)
 
20分くらいしてようやく発車。
でも、ついに日が暮れてしまいました。 
暗くなっていく中、バスはハイウェイに乗り、走っていきます。
ハイウェイはそこそこ混んでいた。
アメリカでも通勤ラッシュはあるようだ。
  
そして、しばらく走ると、突如目の前にサンフランシスコの街が迫ってきました。 
車内に
歓声が上がったっっ!

  

サンフランシスコへは、ベイブリッジという海をまたぐ大型の橋を渡り、入る事になるのだが、   その橋の上から見る街の夜景が          素晴らしいのだ。  

これもまた、東京の夜景は足元にも及ばない美しさでした。  
そして、バスはフェリービルに到着。
ここで下車した。
  
さて、今日も市内のユースに泊まる予定である。
このフェリービルからはマーケットストリートというサンフランシスコで一番にぎやかな通りが出ているはずだが・・・・と思って見渡す
が、あたりは真っ暗(^^;  

地図を見て、こっちの方向だろう、と見当をつけて歩きだすと・・・・ほどなく
大きな通りに出た。
どうやらここがマーケットストリートのようだ。 


 
 

でも、夜なのでどっかから撃たれたりしないか注意しながら歩いていると・・・・、前方にアムトラックの中で見た日本人カップルを発見した。 

きっと彼らはちゃんとしたホテルを取っているのだろう。
うらやましいことだ。 
 
さて、ユースを探す前に、とりあえず腹ごしらえをしなくては。                         通りを歩いていると、今や
主食と化したマックが現れたので入ろうかとお店に近づく。           ところが、店の前には怪しげなにいちゃんが立っていた。

カップにお金を入れてジャラジャラさせているのでたぶんホームレスか物乞いだろう。  
でも、他に店も見あたらないので、入ることにしました。

今回はごく普通のハンバーガー(ハンバーグとトマト、レタスが入っている)に、また巨大ポテトとジュースを付けました。                       ここの店員も見た目は日本人だが、喋っているのは完ぺきな英語。 
 
さて、食べ終わり、外に出ようとすると、
さっきのにいちゃんがドアを開けてくれた。
そう、彼らはドアを開ける事で小銭を稼ぐのが目的のようだ。   

でも、とっさの出来事であったので、小銭など出せるはずもなし。                        それに、わざわざその場で財布を出して、というのもめんどーだし危険なので、そのまま無視して
早歩きで逃げ去った。
 
なんか・・・・
叫んでいました(笑)  
 

さて、次はユースを探さなくては。
サンフランシスコのユースは、めずらしく街の中心部にあります。
地図を頼りに歩くこと15分、ユースを発見しました。

フロントで受け付けを済ませたが(2泊)、話によると明日は別の部屋に替わってもらうとのこと。
とりあえず一泊分の料金だけ払ってくれ、との事だった。
 
さて、鍵を受け取り、部屋に入ると、かなりきれいだ。
ここは元々ホテルだったらしく、部屋の中にシャワーやトイレもある。
そして荷物の整理をしていると、一緒に受け付けしていたオーストラリア人が入ってきたので挨拶と自己紹介をした。
 
彼はとても性格がよさそうだ。
同じ部屋の人がいい人そうだとほっとする。 
しかし、彼も明日になったら部屋を替わらなければならないとの事。
せっかくいい人と同じ部屋になったのになあ。


さて、とりあえず洗濯でもしようかと、ユース内をうろう
ろしてみたが、どこにもない。                 そこで、フロントに行って聞いてみる事にした。

「コインランドリーはないんですか?」 
「すいません、外に行かないとないんです」
 
がーん!!!
めっちゃめんどくさい。
でも、洗濯しないともう着る物がない。 
そこで、場所を聞くと地図をくれた。

地図通り歩いて10分くらいかかってようやく着いた。
しかも、
でかいビニール袋かかえて・・・・恥ずかしい。
でも途中から開き直ってたけど(^^;
  
そこでなんとか洗濯も終わり、途中の店で水を買ってユー
スへ戻りました。 
そして、そのあと明日の観光予定を調べようと談話室に行くと、パソコンが置いてあった。  

ふーん、10分1$でネットができるんかい。
そこで、友達にメール出してみようと思い、さっそく
やってみた。
 
gooメールに登録してあるので、呼び出してみると・・・・ やはり
文字化けしてた。
やっぱ日本語環境のあるパソコンじゃないとgooメールは
使えないんだな。 
それでそれは諦め、明日どこに行こーかなー?と地球の歩き方で調べていると・・・

となりのソファーにアメリカ人?のカップルが座ってきた、というか寝に来た。 
そしていきなり
熱いキスを始め、さらにそれ以上の事も・・・・                              あまり見ないようにしたのでよくわからなかったが。
まわりには他にもいっぱい人いたのに・・・・ 

いっちゃってるな、って感じでした。 
いくら外人がキスとか人前でするのが当たり前といっても
、あれはちょっとやりすぎ! 
 
さて、今回、ヨセミテ国立公園に行くべきか行かざるべき
かを悩みましたが、やはり宿が取れないと危険なので、今回はやめときました。
また今度アメリカ行った時にしましょう。 
 
そして、疲れもあったので、夜11時前には眠りにつきま
した。 
 
                                   

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