10/19

さて、今日はいよいよシカゴともお別れです。

今日は地球の歩き方に載っていたナイキタウン、ホットドック屋、シカゴ美術館
、バッキンガム噴水とまわる予定。

 

さて、まず最初のナイキタウンですが、店内にバスケットコートがあったりして
、さすがにマイケル・ジョーダンの地元だな〜と思わせる造り。

サッカーやテニスなどの有名なチームのユニフォームも売られていました。

トイレも凝った造りで、ここのトイレはそれまでアメリカで見たトイレの中でもNO.1の清潔ぶりでした。

 

次は、ホットドック屋です。

この店は、ナイキタウンから15分ほど歩いたところにあります。

ここは地球の歩き方では”ホットドックなら絶対にこの味
!”
という風に紹介さ
れているところで、かなり期待して行きました。

そして到着!
店内に入るとちょっと太めの黒人ねえちゃんがカウンターで客の注文を取っている。

     

いや〜な予感がしました。

アメリカに来てからファーストフードの黒人にはいつも痛
い目にあわされています。
今回もやられるのか!?と思った私は一計を案じることに。
 
そう、最初から旅行者である事をアピールする事にしたの
です。

いかにも慣れてないといった風にちょっと遠くからメニュ
ーを眺め、そしてたど
たどしく
「エーゴしゃべれないんっすけど・・・」と言ってみました。

すると彼女はにっこり笑って、”よっしゃ!、私にまかせな!”
と言ってくれたのです!
 

やりました!成功です。
ファーストフードで初めて暖かい扱いを受けました。
やはり英語をしゃべれない旅行者などを見ると、助けたく
なるのでしょう。

そして出てきたホットドックセットですが、しかしこれが
くせものでした。
ボリュームありすぎ、というか、野菜のボリュームがあり
すぎ。

しかもこの野菜、でかいピクルスというか、きゅうり
の漬け物というか、とにかくすっぱいのです。

普通想像するソーセージとオニオン、それにケチャップが
かかったホットドック
というのとはおおよそかけ離れたものが出てきました。
 
やっぱホットドックは日本のモスバーガーのが一番口に合うかも。

とはいえ私のためにがんばって作ってくれた一品なので、残さずたいらげました。

さて、ホットドック屋からまた歩くこと20分、今度はシカゴ美術館にやってきました。

正直、絵など見てもわからない私ですが、ここシカゴ美術館はアメリカ三大美術館と言われているところ。

おまけにこの日は入館料がタダなので、これを見逃す手はありません。

     シカゴの公園です。 りすが走り回っていました。

    

さっそく館内に入ってみました。

館内はかなり広く、おまけに迷路のようになっています。
全部の床面積は
東京ドーム並か、あるいはそれ以上あるかもしれません。


しかし、この広い館内で、あっさり阿部寛とレゲエ君コン
ビに出会ってしまいま
した。

レゲエ君が”めっちゃ広いっすよ”と言ってたけどほんと
に広い。

絵は、たんなる落書きにしか見えないものから、すごいうまいな〜、と思えるも
のまでいろいろあります。

はっきり言ってこの落書きみたいなのって私でも描けるかも、と思いながら見て
ました(笑)
 
実際、そこに飾られている絵を、誰かが適当に絵の具を塗ったくった絵10枚の中に混ぜたら、どれが美術館に飾られている絵かを当てるのは難しいことでしょう。

げーじゅつはよーわからん。

  

そうやって見ているうちに、今度はなんと、昨日シアーズタワーで話をした韓国
人の女の子に出会いました。

向こうもビックリしてる。

他の友達が見当たらなかったので話を聞くと、一人一人バラバラに見てるらしい。
待ち合わせ場所決めてるの?と聞くと、決めてないという。

この美術館で待ち合わせ場所決めなかったらなかなか出会えなさそうだな〜、と
思いながら別れた。

しかし、その後、彼女にはまた出会ってしまい、さらに阿部寛レゲエ君コンビに
も再び出会ってしまうのだった。

さらに、次の噴水に向かう前には同じく昨日出会ったピンボールマンにも会って
しまうのである。

みんなタダだと来るとこ一緒だな(笑)

ちょっと札幌ちっく?なシカゴの街並み。

     

さて、次は美術館の近くにある、バッキンガム噴水である。

これも本によると全米一美しい噴水だそうな。
水も時々高さ40メートルまで吹き上がる。

昨日、シアーズタワーの展望台からも水が吹き上がっているのが見えたほどだ。
 
実際見ると、確かにでかい噴水だ。

今度は夜、ライトアップしてる時に見てみたいな〜、と思いながら
噴水の先にミシガン湖が広がっていたので、そこまで行ってみた。

今日は気温がそこそこ上がったせいか、湖からの風が気持ちいい。

太陽の光もさんさんと降り注いでいる。

私のとなりではかもめがとことこ歩いていた。

数キロ先の湖岸に建つジョンハンコックセンターなどのビル群が湖の青とマッチしていてとてもすがすがしい景色だった。

                     

さて、そろそろ駅に向かわなくてはならない。
駅にはまた噴水を通るのが近道だ。

すると、ここで今度は昨日ユースで同室だった イギリス人に出会った。

今日はとことん知り合いに出会う日だ。

彼に、あっちのミシガン湖はすごくいい景色だよ、と教え
てあげて、ついでに噴
水をバックに写真も撮ってもらった。

ちなみにこの公園にはリスがいっぱいいるようだ。
チョロチョロと草むらを走り回っている。
日本の公園ではありえない光景だ。
 
 
 
そしてとうとう駅に向かう。
駅までは歩いて20分くらい。
途中、腹ごしらえしとこうと思って店をいろいろ物色した。

すると、日本食のファーストフードを発見したので入って
みることに。
 
中のスタッフも全員東洋系の顔だったので日本語通じるかと思ったのだが、ほと
んど誰も喋れないようだ。

アメリカの日本食の店は、日本語を喋れるスタッフは日本
から来た板前くらいで
、接客スタッフは日系人だとしても
しゃべれない人が多いみたい。
 
日本人顔なのに日本語が喋れないのってなんか不思議な感じ。
 
ちなみにこの店ではてりやきビーフ(だったかな?)を頼
みました。
ちょっとソースが甘いけど、まあまあでした。 
 
 
 
そして駅に到着。
今日これから乗るのはアムトラック一の人気列車といわれるカリフォルニアゼファーです。

この列車はロッキー山脈越えをするということで、景色が
いいとの評判。
さっそくチケットカウンターへ向かいました。
 
カウンターには
感じのよさそうな黒人のおばさんがいました。                              そこで、今日のカリフォルニアゼファーのチケット下さい
、と言ったところ、
いきなり大笑いされた。

な、なぜ???

もう一回カリフォルニアゼファーと言ってみて、と言われたので、もう一回言うと、またまた大笑い
 

なんじゃ、よーするにオレの発音がおもろいんかい。


でもこの人はいい人だったのでこれはいい思い出です。
 
 
さて、列車に乗ると・・・・めちゃ混みです。
ほとんどの座席がふさがっていて、これは今日も寝るのは
大変な予感。
私の隣も若いアメリカ人が座ってきた。
 
しかしこのアメリカ人、かなり人見知りするようなタイプ
のようで、すごくおとなしい。                  しかもほとんど座席に帰ってこない。
時々ラウンジカーにいるけど、そこにもいない時がある。
 
いったいどこにいってるんだ???
 
とりあえずその日の夜はスナックバーで食事を済ませ、寝るのでした。
 
                                    

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