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     朝、目が覚める。 

ん〜、ちょっと寒いな、あ、冷房効いてるからだな、と思って外に目をやった瞬間、飛び込んできたのはなんと雪景色!

そこは完璧山の中。
おっ、ここが噂のグレイシャー国立公園か、と思って時刻表を見てみると、まだ
国立公園に入る少し前のようだ。


そこで、国立公園を冴えた頭で見るために、今の内に顔を洗いに行く。

そして、頭なども洗い、スッキリした気分で席に戻ってみると、あれ???

車窓が山の中じゃない!? なんでよ???

確かにそこも地平線まで牧場のようなのが広がっていて、牛や馬もいて                    いい景色だったけど、でも山は???
 
時刻表を見ても時間的にはちょうど国立公園内を走りはじめた時間だし・・・・
と思ってそこで気づきました、自分の間違いに。
 
そう、アメリカは国内にも時差があり、そこは昨日いた
シアトルよりも1時間進んでいるのです。

しまった〜〜〜、と大後悔。
せっかくのグレイシャー国立公園を5分も見てない(T-T) 
もうガッカリです。
でも、いまさら後悔しても始まらないのであきらめました。
 
さて、気を取り直して朝食です。
スナックバーでジュースやヨーグルト、それにホットドッ
グなどを買い、食べる

 

そして、ある小さな駅に到着。

どうやらここで10〜15分停車のようです。
 
アムトラックの長距離列車は、時 々水や食料の補給のため、半日に一度くらいの割合で、この   ような長時間停車をします。

乗客もこの時は体を動かしたり、 新鮮な空気を吸うために
けっこう外に出ます。

 


私も、こういう時はいつも外に出ます。
今回も出ました。
すると、駅舎の中にアイスの自動販売機を発見。
 
これは買わなきゃ、と思い、お金を入れる。

75セントなので、50セント硬貨と25セント硬貨を入
れる。
しかし
アイスは出てこない???

おかしいと思って、よく見てみると、なんとこの機械は25セント硬貨しか受け
付けなかったのだ。
 
そこで、後ろに並んでいたおばちゃんに50セント硬貨を見せて、両替できます?と聞いてみた      もののできないようで、あそこのカウンタ
ーに行ってみたら、と
言われる。

そのカウンターでようやく両替をすませ、念願のアイスを
買いました。
しっかしこのアイス、オレンジアイスなんだけど
甘すぎ!
 
ちなみに後になって気づいたのですが、この時50セント
だと思っていた硬貨は
実は5セント硬貨だったのでした。 
そりゃおばちゃんも両替できないはずだ。
 

再び列車での旅に戻る。

そこで突然、日本人ですか?と声をかけられた。
見ると、一人の男性が立ってました。

彼は谷口君といって、偶然ながら同い年。
広島に住んでいるとの事。

でも、昔2年ほどハワイの大学に留学していたので、英語
はバッチリできるらし
い、うらやましいな。

同じくシカゴに向かっているという事や年も一緒という事
もあり(正確には彼の
方が1学年上だったが)けっこう話も合いました。
 
  
そこで、その日の夕食は一緒に食堂車で食べる事になった

車掌が夕食の予約を聞きにきたので、8時に予約してもら
う。
その日の夕食は、思い切ってビーフステーキを頼んだ。
味はまあまあといったところで、値段は$15だった。
食堂車内でのステーキとしては安いでしょう。
日本だったら
3〜4千円は取りそうだもんね。
 
そして車中二泊目。
座席で二晩寝るのはめちゃつらい(涙)
 
                                

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