10/15

さて、今日は夕方からシカゴに行く日です。 それまでどう時間を潰すか、それが問題。

一応、地球の歩き方に出ていた  アンダーグラウンドツアーというの に行く予定です。

  

このツアーは、シアトルが100年くらい前に火事になった時の街の焼け跡を、そのまま   保存しているので、それを見学しよう      というツアー。

街の焼け跡は現在のシアトルの地下にあることからアンダーグラウンドというらしい。

   

でも、そのツアーも午後1時からなので、それまでも時間がある。
とりあえず、適当に街をうろうろする事に。
 
そして、腹も減ってきたので食事を取ることにした。

ピザにサラダ、ドリンクが付いて$3.99の看板を見つける。

こりゃ安い!、と思いその店に入っていくと、黒人のにいちゃんがどーんと立っている。
 
で、一応メニューを頼んでみたが、こいつがめっちゃ愛想がわるい(怒)

おまけに何を言っているのかさっぱりわからん。

とにかく欲しいものを指さして、飲み物はコーク!と言ってなんとか注文はできた。

くっそー、日本人だからってバカにしてんのか!?
と思っていたが、どうもそうではないようだ。     ほかの白人の客に対しても同じように愛想がない。

店員教育をちゃんとしろよ、と思いつつピザをパクつくが、これがクヤシイがうまい!          しかも値段にしてはでかい!、というかアメリカでは普通なんだろうけど。

うまかったけど、黒人にいちゃんの態度にむかつきながら店を出ました。
 
  

ここで、現金の手持ちが$40を切り、ちょっとさみしくなってきたので、トラベラーズチェックを現金化する事に。
 
銀行を探して歩くと、ありました、
USバンクというのが。                             そこで、さっそく中に入る。

順番がきたので窓口に行き、これをドルに替えて下さいと言ってトラベラーズチェックを$100分差し出した。

ところが、その時係員が不吉な言葉を口にした。

全部は聞き取れなかったが、10ダラーズフィーと言った
ように聞こえた。

$10???
もしかして手数料が10ドルかかるってこと???
 
でも、聞いた話しでは大きい銀行ならトラベラーズチェックを現金化するのに手数料は取られない    と聞いたし、取られるにしても              ちょっとだろう。

まさか全体の1割も取るわけない、ましてやここはUSバンクというぐらいだから、大きい銀行に      決まっている、なにか別の意味だろう、        と思ってそのままOKしました。 

そして、手続きすること2〜3分。

出てきたお金は、きゅ、きゅうじゅうどるしかない(涙)

キッチリ$10ドル取られてる・・・・

サンキュー、と心にもないこと言って銀行をあとにするも、ショックが尾をひく。

だって、$10だよ$10!

それだけあれば、食堂車でディナーが食べられるんだよ。

ちょっとお金足せばユースに一泊できるんだよ。

それを・・・・お金を両替しただけで取られるなんて・・・・
 
もう二度と銀行には行くか!と決意しました。

と、同時にアンダーグラウンドツアーに行くのもやめました。

このツアーは$8。

それに行かない事でお金の元を取るのと同時に、怪しいと思った時に聞き返さな
かった自分への戒めとして。

でも、これでまた時間に穴ができちゃった。

どこ行こうかな〜、とうろうろしてると、シアトルの市立図書館があるではあり
ませんか。
それで、中に入ってみることにしました。

中にはパソコンが置いてあり、見るとインターネットも使えそう。                        それで説明を読んでみると、どうやら専用のIDカードを使わないとダメみたい。

あきらめて図書館の中を見ていると、なんと日本語の本もそこそこあるではあり
ませんか。                         それで、本を読んで時間をつぶし、いい時間になったので引き上げました。
 

さて、そろそろ駅に向かわなければなりません。
 
そこでメトロバスというのに乗って行く事にします。                         
これは、地下鉄のように地下を走っている交通機関なのですが、走っているのは電気バスです。   

パンタグラフを付けて、電線から電気を取って走っています。                           
 

でもその前に、マックで食料を調達してから行く事にしました。                          順番が来たので、フィレオフィッシュとスーパーバリューのドリンクとポテトのセットを注文。

しかし、そこで彼女が何かを高速の英語で口走りました。

         私は”???”

飲み物の事を聞いたか、お持ち帰りにするか、どっちかだと思ったので、

         ”お持ち帰りで”          

と言ってみました。
 
すると、彼女は、
あきれたような顔をし、そして”スプライト?、ハイシー?、コーク?・・・・”と飲み物の名前をまくしたてたのです。

それはとてもショックなできごとでした。

こっちが英語あんまり喋れないのはわかったと思うのになぜこのしうち???

とにかくあわてて、コークプリーズと言い、なんとか注文を受け取って店を出ました。

この出来事は一生忘れられないでしょう。

ちなみに奴も黒人女だった。
おのれーー。
 
 
  
腹を立てている暇もなく、時間もないのでとりあえずメトロバスに向かう事に。                駅はマックのすぐ横にあります。

アムトラック駅に行くバスに乗ると、なんか日本語が聞こえる・・・

チラリと見ると、おばさん4人組が座ってました。

観光かな?と思っているといきなり、すいません、日本の方ですか?と声をかけられた。

どうやらおばさん達は海に行きたかったとのこと。

海は一つ前の駅で降りた方がよかったのだが、とりあえず次の駅(アムトラック駅)で降りてもらい、   海の方角を教えてあげた。

あのおばさん達は世界婦人会議だかなんだか、そんなイベントでシアトルに来たらしい。
 
そして、アムトラック駅に着きました。

いすに座ってさっき買ったマックを食べる。     でも、ポテトはコーラによって冷やされていたのだった(T-T) 

     

さて、次に乗るのはエンパイア・ビルダー号。

シアトルからシカゴまで車中二泊して53時間もかかる!

カナダとの国境沿いを走り、途中にはグレイシャー国立公園の中を通ります。

特に国立公園内は景色がよいと聞いているので楽しみです。

そして発車。

 




今回は隣に人はいません。

左の車窓には夕暮れの海が広がっていて、コーストスターライトから見た海より数段きれいでした。
 
しかし、ほどなく夜になり、車窓は真っ暗になったので、適当に車内をうろうろしたあと、夜の     9時過ぎには寝る体勢に入りました。

しかしどーも体が痛いので展望車に行ってみる。

展望車では、長いソファがいくつかあり、それを使って寝てる人がいたのでまねして私もそこで寝る ことにした。

寝てみるとこれは快適!
足をいっぱいに伸ばしても大丈夫。
 
という事で3時間ほどそこで寝たのですが、あまりの寒さに耐え切れず、 途中で座席に戻りました。

ちょっと冷房効かせすぎなんだよなぁ。

そしてまた座席で眠り、夜が明けていくのでした。

                           

    つづく      もどる      トップ