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明けて翌朝、6時起きでした。

公園の温度計はマイナス18.0℃を表示しています。


 

部屋の窓から屈斜路湖方面を望む。

静かな朝に温泉街の湯気が立ちこめて、穏やかな気持ちになれます。

 


大浴場で朝風呂を浴び、朝食の和食バイキングを頂いて8時前にチェックアウトしました。

昨夜散策した公園を眺めながらバスを待ちます。



 

バスに乗って5分ほどで川湯温泉駅に到着。

人影もない朝の駅の風景も気持ち良いものです。

 

 

駅の前もひたすら原野が広がっており、開放感に溢れています。

日の光も降り注いでおり、何時間でも居たい衝動にかられました。



 

そして川湯温泉8時17分発の普通列車がやってまいりました。

この列車に乗り込む前に、50代くらいと思われる旅の方に声をかけられ、車内で話をしました。

福岡からバースデイ特割を利用して来て北海道を周っているとの事。

今日はSLや観光バスで、釧路湿原を観光するんだとおっしゃられていました。

 

私の方は川湯温泉から2駅の摩周で降りました。

ここで駅レンタカーにスイッチです。

久しぶりの雪道運転に多少不安はよぎりますが、まあ大丈夫でしょう。

駅でクルマを受け取って走り出しました、が、最近雪は降ってないという事で、主要道の路面はドライ、思いの外走りやすい。

そこでまずは昨年のツーリングであえて残しておいた屈斜路湖方面に向かいました。

 

 

 


 

 

屈斜路湖を一望できる美幌峠からの風景です。

雄大なパノラマにしばし時間を忘れるほど見入ってしまいました。

 

 

 

続いては、峠を下って、屈斜路湖の和琴半島です。

湖面は見事に全面凍結しています。

しかし、この和琴半島には砂湯という温泉が湧いていて、その部分だけは氷が溶けています。

そこにいるのは・・・・

 

 

そう、白鳥です。

屈斜路湖の冬の風物詩。

白鳥達にとっては湖面が開けているこの場所はかけがえのない所なのでしょう。


 

湖面の氷が結晶状になっていてきれいでした。

それにしても湖の上に自分が立っているというのは何かとても不思議な感じがします。

なぜかアニメのルパンV世で、見えないガラスを空中に張り巡らして歩いてたシーンを思い出しました。

 

さて、続いては摩周湖に向かいます。

冬の摩周湖は今回が初めてです。

夏とはどう違うのかなと思いつつも、さっき見た屈斜路湖と似たようなもんなんだろな、とたかをくくって行ってみました。

がっっ、そこに待っていたのは・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

これが神秘の湖、摩周湖の真の姿なのですね。

夏の摩周湖も素晴らしいですが、冬の摩周湖はもっといいかも。

感動で声も出ませんでした。

 

なお、この写真をクリックすると、さらに大きいサイズの写真が表示されます。

(1518×519ピクセル 93KB)

 

 

 



第一展望台の姿を堪能した後は、第三展望台に向かいます。

こちらが昨年夏の深夜、クマにクビを狙われながら星を見に来た場所です。



このあたりはさすがに路面もアイスバーン気味になっていました。



 

こちらが第三展望台からの眺め。

真横から見る形になるので、第一展望台のような広がりはありませんが、それでもいい景色です。

 

 

第三展望台からはこの硫黄山方面の景色も素晴らしいです。

第一展望台からではこうは見えません。