10/25

                          

                                    

朝、じつのところ、今日はどうしようか迷っていた。

航空券は10/28発になっているのだが、席に空きがあれば予約を変更できるOPENチケットを持っているので、今日帰ろうと思えば帰る事もできるのだ。
   
でもせっかく来たんだし、もうちょっといてもいいかな〜と思ったりもして、どうしようか?

 

いろいろ考えたけど正直ロスの中を移動するにはバスに乗らなくちゃいけないのでかなりめんどくさいし、     バスの行き先もよくわからない。

行きたいところも思いつかないので、もし予約の変更ができれば今日帰る事に、もし席が空いてなかったら     おとなしくあと2日いる事にした。
   

そこでさっそくマレーシア航空に電話してみた・・・・が、まったくつながらない。
非常に電話が混んでいるようだ。

3〜4回かけたがつながる気配はないので、とりあえず空港に向かう事にした。
どうせ行きたいところもなかったし、もし満席だったら
その後にまたホテル探しする時間もあるし。
     
でも、せっかくロスに来たんだから、ハリウッドには行く事にした。

ハリウッドまでは最近地下鉄が開通したらしいので、行くのはそれほど面倒ではない。
空港へは地下鉄で行くので、ちょっと寄り道する程度でハリウッドにも行くことができるのだ。

         

まず、地下鉄駅までバスに乗ります。
ロスのダウンタウンには、ダッシュという無料バスが走っている。

昨日までは行き先がわからないので乗る気はなかったのだが、どうやらだいたいの便は地下鉄駅を通るよう    なので、使ってみる事にしたのだ。             時間も朝で、危険はなかったし。
   
乗って10分もしないうちに4th street駅についた。

あれ、もしかして実は便利だったの!?


   
さて、ここから地下鉄なんだけどこの地下鉄、なぜか改札がない。
なので切符を買わなくてもそのまま乗れるのである。

ただし無賃乗車がばれると$250(だったかな?)もの罰金を取られるらしいのだが。
でも、切符の確認にはあまり来ないらしい。 ど、どうする!?

やはり海外で捕まったりしたら何かと面倒だしちゃんとキップを買いましょう。

そして、ハリウッドに到着しました。
   
さて、外に出てみたが、有名なHOLLIWOODの看板はどこにも見えず。
どうやらここはハリウッドの中でもはずれの方に位置するらしい。

とりあえず歩こうかと思っていたが、駅前にはさっき無料で乗れたダッシュが停まっていた。
さっき乗って味をしめていたので乗ってみる事にした。
   
しかし、乗り込んだところで運転手のおばちゃんがいきなりなにか言ってきた。
   
よくわからないが、どうやら料金がかかるらしい。
同じダッシュという名前でも、無料なのはダウンタウンの中だけのようだ。

おばちゃんは、安いんだから乗れば?みたいな事を言ってくれたが、行き先もよくわからなかったし、金払ってまで乗る気もなかったので、乗るのはやめる事にした。
   


バスに乗るのをやめた私は、まだ朝食も食べてなかったので、近くにあったサンドイッチ屋に入りました。

しかし、サンドイッチという名前だが、実際はコッペパンに具をはさむので、見た目はホットドッグに近い。

そのパンもでかいので、一個で十分な大きさだった。
それで$1ちょっとという安さ!

ロスの公園

 

 


食べ終わると、時間も12時半をすぎていた。
飛行機の時間は14時45分なのでそろそろ向かわないと。
 

再び地下鉄に乗ります。

それにしてもなんで改札ないのかな?
なかったらほとんどみんな無賃乗車してるんじゃない? つーかまわり見てたらみんなほとんど切符買わずに乗り場に向かってるんだけど。                  
定期持ってるから???               いや、それはないな。

この地下鉄は絶対赤字でしょう。


さて、空港へは2回乗り換えをしなければなりません

まずはシビックセンター駅で乗り換え、別の電車に乗った。
この電車はちょっと混んでいて座れなかったので、ドアのそばに立つ事になった。

すぐそばの席には親子連れが座っていたんだけど、その子(女の子)まだ年は4才くらいに見えたが、ものすごくかわいかったのです。                           将来は大物女優になってもおかしくないくらいのかわいさだった。

そして、アメリカの場合、こういった席では他人の子供でもまわりの大人がなにかとあやしたり、声をかけたり      するのである。

今回もこの子を、まわりの大人がからかって、その子が無邪気に反応するという微笑ましい光景が           印象的だった。

日本では、そんなシーンはあまり見ることはできないだろう。
   
      

さて、二度目の乗り換えである。
方向を確認して乗車。

まもなく降りる駅かな〜と思っていたが、一向に着かない。
すると、ある駅に着いた後、その電車は
逆方向に動き出した。

えっ?????
どういうこと???
   
おかしいと思った私は、次の駅でひとまず降りてみる事にしました。

よくよく調べてみると、二度目の乗り換えの時に逆方向の列車に乗ってしまっていた事が判明 (T-T)
ちゃんと確かめたつもりだったが、完全に勘違いをしていたのだ。

それならせめて、さっきの電車に乗り続けていればよかったな。
そしたらそのまま空港駅には行くことができたのに。

次の電車は15分近く待たねばならず、乗った時点ですでに14時ちょっと前だった。
   
このままだと空港に着くのは14時30分頃になるので、今日日本に帰るのはほぼ絶望になってしまった。

でも、とりあえずリコンファーム(予約の再確認)をしなくてはならなかったし、また電話がつながらなかったら予約をキャンセルされる恐れがあるので、          そのまま空港へ向かうことにした。
   
あ〜あ、ちゃんと電車に乗ってたら今ごろは空港に着いていたはずなのに・・・
   
途中の車窓からよさそうなホテルが何軒かあったので、場所を覚えておく。
   
   

        そして、なんとか空港に到着。
      すでに時間は14時25分だった。

とりあえずだめもとでマレーシア航空のカウンターへ行っ
て、今日の成田行きに乗りたいんだけど、と言ってみた。

  すると、カウンターのおねえちゃんは目を丸くして
   
          「今日?、ほんとに今日?」
   
と、何度も聞き返してきた。
そりゃ無理だよね、と思いつつ、
はい今日、と言ったら、

       「わかったわ、乗れるから急いで!」

、と言って大急ぎでチケットを発券し、走って搭乗ゲートまで案内してくれた。

相当ぎりぎり、というか本当ならもう受付は終わっている時間だからね〜。
あのおねえちゃんには感謝です。
   
時間がぎりぎりになってしまったので、空港の本屋で買うつもりだったアメリカのプレステ本は買えま         せんでした。
その本にはアメリカのゲームの体験版がついていたので、友達へのおみやげにしようと思っていたのですが、   結局そのまま飛行機へと滑り込む事になりました。

でもほんと、乗れるとは思ってなかったので、めちゃラッ
キーだった!

 

とりあえず今回も窓側の座席になった。
そして飛行機のエンジン音が高まり、離陸。
今回も来た時と同じように大陸の西海岸沿いを飛行した。

数日前にいたサンフランシスコの上空にさしかかり、外を見るとベイブリッジやゴールデンゲート    ブリッジもはっきりと         分かった。
   
その後も北上を続け、シアトルのあたりから太平洋上へ。

さらばアメリカ。 また来るよ。

 


そうなると下はほとんどが雲に覆われてみどころはなくなってしまったので、ひたすら      スーファミをやっていた。

途中何度か寝ようと思ったが眠れなかったので、結局日本に着くまでゲームをやり続けてしまいました。
   
       そしてついに日本到着。
久しぶりの日本はなにかホッとするものがありつつも急に現実に戻ってきたような寂しさもあり、なんか複雑な気分でした。
   
電車に乗って帰路についたが、それにしても沿線のネオンや看板を見てるとやっぱりここはアジアなんだなと感じます。

  
   
   
さて、これで今回のアメリカ旅行の日記は完結です。

     アメリカに行って良かったのは、
   
      ・いい景色を見れた
      ・英語が好きになった
      ・人種の偏見がなくなった
      ・東京を恐れなくなった
   
  といったところでしょうか。
  悪いところは特になかったです。

まあ、アメリカ人もみんながみんなフレンドリーというわけではないというのもわかったし、知識だけのアメリカのイメージとは違う面を見れたのも良かったと思います。
   
今回の旅のように一人で旅をすると、有無を言わさず自分しか頼るものはいないので、必然的に直接地元の人々と接触しなくてはなら    なくなるので、それがまたいい体験を       する上でも重要でしょう。
   
一人でまったく知らない土地へ行ってみるというのは、つまらないようだけど、
逆に自分が日常いる空間をすべて切り離してこれるので気持ちのマンネリを取り払うには   いい方法なんだな〜、と再認識しました。
   
また機会があれば、アメリカに限らずほかの地域にも旅に出たいと思います。
   
                        おわり


            トップへ